憧れの古民家暮らしと気を付けるべきこととは(その2)
古民家に住んで3年、千葉県の気候が比較的温暖であり、夏も涼しいことから快適な古民家暮らしを楽しませてもらっている。筆者夫婦は3匹の猫飼いなのだが、猫たちが家中の様々な場所(あるときは縁側、あるときはリビングで…)でのびのびとしている様子はとても気持ちが良いものだ。
それでも引っ越してきたばかりの頃は、長らく主のいなかった古屋の掃除に加え、広大な庭の手入れに手を焼いた。当家は20年近く空き家になっていたため、雑草が生え放題になっていたこと、前のオーナーのこだわりで庭木や庭石、石灯籠が贅沢に配置されていたのだが、私たちにとって、豪華な日本庭園は手入れが出来ないため、無用の長物であった。1週間ほどかけて夫婦で雑草を刈り込み、クリーンセンターに軽トラックで往復して運んだのは今はよい思い出であるが、どうしようもない大きな樹木や倒れた灯ろうはご近所の植木屋さんにお願いして安く除去していただいた。前のオーナーが大切にしていたお庭なので心苦しいものがあったが、仕事を持つ私たちには手入れが出来なので仕方がない。これから古民家暮らしをしたいと思う方々は庭のお手入れの問題がついて回る。自分でケア出来ればよいが、仕事をもっていたりすると再び荒れてしまうため、お手頃な価格で定期的にケアしてもらえる、ホームドクターならぬ、ホーム庭師さんを探しておくことをお勧めする。
